不登校・発達障害児童への教育環境を考えてみる

2020年2月26日 14:56 | トム塾 お知らせ トムコーチひとり言 生トム塾 できる子 できない子 違い あるある 希望 の 話


 

トム塾は発達障害に特化した学習塾として運営しておりますが、ここ数年不登校生の子たちも多く関わっています。発達との関係があったりなかったりすることも多いため、今の時点で感じていることを記載しておきます。

今、入塾されている子の親御さんの苦悩を大きく分けて考察してみますと

友人関係によるトラブルで学校に行けない…
授業についていけない・わからないのではないか?

などから親御さんは苦悩されているように見受けられます…

さらに、放任しているのちに、深夜のスマホ・ゲームなどにのめり込み、いわゆる依存症のレベルまで移行しているケースも多いように思われます。

そして、もはやどれが原因なのかすら確信がないまま苦悩されていますね…

いやはや悲しいものです…

そして、現場で関わる私として言えるのは、どのケースに関して言っても、勉強だけはどの生徒さんであろうと変わりなく、全く理解していないのが現状です…

おそらく、発達障害を見過ごしたまま、または見なかったことにして、そのまま関わろうとしているからなのかなとは感じます。

発達障害を持った子には発達障害を持った子の特性に合わせた関わりが大切で、そうでなければ、できるようにはならないような気がしています。

ゲームにハマり始めると、不登校になり、居心地の良い環境(何もしなくても許される環境)が完成してしまいます。鉄壁の環境です!(鉄壁である理由は詳しくは語りませんが…)

実に嘆かわしいことです。

こういった子に対しての学習方法としては、

・集中力がない子には短く説明が完結する
(↑一般的にこれは必要不可欠です!)

・注意欠陥の子には、注意を自動的に惹きつける手法

・人の話を聞かない子には、話が頭に入っているかを対話で確認してみる

・言葉自体がわかっていない子には、対話の中で自己言語を用いて手短に説明してもらう

・ぼんやり話を聞く子には、対話の中で説明をしてもらう
(↑このスタイルは相当の時間がかかりますので、一般的な教育機関ではまず無理でしょう…)

などの方法論はあります。

しかし、現実問題はもっと深い層に問題があることがほとんどであり、今守りたいもの(各種依存症:異性、友人、ゲーム、アニメなど)を手放すことができなければ、ほぼこういった手法も無駄になってしまうことでしょう。

安心安全であり心を開ける環境、そしてその先の話をできる勇気、そしてその先にこれらの手法が合わさることで、道は拓けていくものかなって思っています。

不登校と一口に言ってみても、理解と解決の話をすれば結構根深いものです…

そういったことを知った上で、対応されるのが良いかと思います。

もちろんトム塾でお話ししている、学ぶ意味、生きる意味という観点は、これら全般に関わる解決に至る上で必要不可欠なものですので、ご家庭に先祖代々にわたり言い伝えられてきた学ぶ意味、生きる意味なんかも普段から語ってみると良いかもしれませんね。

あまりにも手短に記載したため語弊を生む表現もあるかもしれませんが、ざっくり言ってこんな感じかと思います。

そんな雑感でした!

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