家庭で使える心理学用語その2

2023年9月16日 12:39 | トムコーチひとり言 生トム塾


家庭でも知ると役立つ、「心理学用語」を整理しておきます。

第2回の今回は、ディストラクション(Destraction、焦点移動)です。

「またカタカナかよ〜」

って思っておられる方もいらっしゃるでしょうけど、前回もお伝えしましたように、心理学って、アメリカからの流れが多いので、カタカナ言葉ばかりです…。すみません。

英語は多いのですが、できるだけ日本語で伝わるように表現します。英語のまま理解できたら学んだ感は多いかと思いますので、それも試してください。

ディストラクションは焦点移動です。

大人が都合悪くなると、話を変える「アレ」です!

他に注目を逸らしたりしますよね。大人もやりますけど、もちろん、子供も使います。たぬきの化かしあいみたいな感じになりますよね。

前回もお話ししましたが、中高生は、ゲーム、アニメのことで頭がいつもいっぱいです。そこで彼らは、ゲームをやり続けるために、全力で自分の周辺を死守します。そのためにディストラクションを駆使します。焦点を入れ替えしながら、ここなら勝てるっていう場所を見つけて(練りに練って)、対話に持ち込みます。そして、打ち砕けます…

が…

そして、前回のネタでもあるインフォーメーションオーバーロード(覚えていますか?)が起こします。守ためにはどうしたらいいんだろう?親が諦めるにはどうしたらいいんだろう?ってゲームやアニメのことだけでも頭がいっぱいなのに、さらに自分の周辺を固めるためにも頭を使っています。

ということは、【ゲームの内容】【ゲームをやる環境作り】という二重の意味で、頭がいっぱいになり、頭の中が飽和してしまいます。ですから、勉強なんか頭に残るはずないですよね…。

ちなみに、こう言ったケースは厳しい家庭環境のであろうとなかろうと関係なく、子供のゲームに対する熱意がさせるものですのです。

ゲームよりも、他に魅力を作り、そこから心を動かしていくのが良いですね。

昔絵本で読んだ「北風と太陽」という場面で話しますと、北風のように力づくでどうにかするよりも、太陽のように、旅人が服を脱ぎたくなるような魅力ある環境を作り上げることです。

間違っても、「勉強しなかったら大変な目に遭うよ」なんて言ったら、意固地になってしまいますので気をつけて下さい。

人の心を動かすのは魅力だけです!

そして対話を避けると、子供の側からコミュニケーションを諦めてしまうので、やりすぎ禁物です!

ちなみに、ディストラクションも、臨床心理学時点には記載されていません。

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落ちこぼれや、極度の学力不振・不登校生に特化した新札幌に本拠地を置く学習塾が、トム塾です。通常の対話が全てコーチングで関わり、パラダイムシフト(発想の転換)が起きやすい環境になっています。コーチングで関わるために、ボキャブラリーを増やす対話型授業を行っています。さらに哲学授業を行い、母国語の能力を上げながら受験に対応できる読解力をあげることにも力を注いでいます。みんな仲良く、自己成長を塾の二大理念として掲げ授業を展開しています。もともと興味が薄い子に対しても、夢を持ってもらうために年1回夢披露会を開催し、夢を発見する手助けとしての各種経験(ドローン、農業、スケボー、サーフィンなど)を提供させていただいています。

 


 

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