繰り返すことの重要性!テスト対策勉強会での一コマ

2017年6月5日 16:13 | トムコーチひとり言


テスト対策勉強会で一人の生徒さんに何度も何度も同じ問題をやらせてみました。

普通はテスト直前に進まない同じことをやってもらおうとすると拒否する子が多いのですが…、彼は自分から進んで同じ問題をやり続けました。

そして同時にその瞬間に心の中に思い浮かんだことを聞いてみました。その心に浮かんだことが以下の通りです。

1回目 不安でいっぱいな中やった感じです。
2回目 わかったからもう大丈夫!さっきやったばかりだからできるし…そして満点は取れず…
3回目 もうさすがに大丈夫だから、何も考えないでやった…そして2回目より点数ダウン。
?回目 同じ問題をやっているのに、なんで満点取れないんだろう〜?
?回目 「自分で勝手にルールを作っていたことに気がつきました」という言葉も発するようになっていた。
?回目 先生から教わったことを基準にものを考えればいいっていうことがわかってきた!
ラスト2 覚えた気にならない方が良いと思って取り組んだ!結果は後少しで満点。
最終回(たぶん7〜8回目くらい?)を終えて…フワフワしていた数学のルールが、完璧になった!

ここまで追い込まないと人って気づきは生まれないんですね。

テスト対策勉強会を終えてから、こんな言葉を言っていました。

「今までワークを一回やったら、自分の中では完璧に覚えていると思っていたけど、全然できていないのにテストを受けていたんだ…って気がつきました!」

次々進むのではなく、一つに照準を絞ってできるまでやりこむことこそが一番大事なのかなって思います。

ちなみに〜
この後、彼は応用問題もスラスラ解けるように変化していました。

「一つができるようになれば、全部一気にわかるようになるんですね!」ですって!

できる人が思っている勉強の流れと、そうではない人が思っている勉強の流れの中にある、この微妙な違いに気がつくことは彼にとって一生ものの宝物となるんでしょうね!

PS
これらはゲーム依存、人間関係問題、不登校などの不適応がある人は、ここまでの追い込みはできません。
その前にできない自分を見たくないという気持ちが勝ちすぎて、たいてい心が逃げるので、そこまでは追い込めませんね。
その前に、学ぶ意味、学ぶ魅力、大人になる魅力、現実で生きる魅力を伝え切らないと、人の心は動けませんから。

時間がかかるかもしれませんが、不適応が起きている方には、そんな魅力やら意味の話をすることが最短経路となるのではないかと思います。

不適応を起こしている方は、不安や恐怖では動けなくなるのでご注意ください。

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