国語がヤバいは、全てに波及…
2023年7月11日 16:13 | トムコーチひとり言
国語は私たちにとってみたら、母国語です。ですから学校で学ぶほぼ全ての教科は国語(日本語)記載され、説明されています。
ですから、「算数はできるんですけど、文章題はできないんです」という言葉を耳にしますが、実際問題として、国語ができないということは、ほぼ全ての教科が理解不能になっているはずです。教科によっては先生の教え方次第である程度回避できるかと思いますが、その原因はなんだと思いますか?
国語というよりは、日本語のボキャブラリーが圧倒的に少ないことと、体験不足に起因するリアリティーが圧倒的に少ないのが原因かと思います。つまり、ボキャブラリーが増える対話であり、ボキャブラリー自体がイメージしやすければ記憶はアップすると思います。
ボキャブラリーを増やすには、音読が一番早く結果を出します。音読こそが解決への1番の近道かなと思います。もちろん書くことも大切なんですけど、学校の宿題のように何度も連続して書いていても、子供からすると「書けば許してくれる…」くらいの心持ちのようです。そんな風に心が逃げてしまうケースが多々見受けられます。心理が逃げたら、どれだけたくさん書いても無意味ですからね。つまり書けば覚えられるかと言えばNOです。
それは自己の体験でも明らかですよね。例えば、前述のように夏休みの課題でたくさん英単語を書かせただけで、覚える人なんていないですよね。あれは覚えようとする意志が伴うことで覚えられるのであって、書けば覚えるというのはただの幻想、錯覚です。
覚える意志とは、覚えたいという気持ちであって、これが自分の未来に役立つと認識することであって、希望を見出した時に起きます。これに関しては今後別でお話しします。
そして、1番の最難関は、発達障害(グレーゾーンも含めて)。発達障害を持っていると、本氣で音読を毛嫌いしますよね…。全力で拒否することも多いので注意は必要です。
対策
ここでは体験に関しては割愛して、音読だけに焦点を当てて解説します。対策としては、幼い時から、一緒に読んであげると普通にできるようになります。しかし、中学生、特に高校生まで音読をしない教育活動が続いてしまうと、ここから変化を作るには、相当な覚悟と根氣が必要になるかと思います。
覚悟は必要であっても、笑顔で一緒にやるというくらいの柔らかい氣持ちで、関わってあげると心を開き読めるようになることと思います。
できないで恥ずかしいという氣持ちが湧いているようでしたら、兄弟と一緒にみんなでやれば、家族の氣持ちも一つにまとまりやすいので、動きやすいかなとは感じます。
トム塾では、そもそも、授業の中でみんなで言葉を音声にすることを大切にしているので、かなりのレベルのアスペルガー、ADHDや、吃音症(キツオンショウ)でなければ変化は起きます。
読むのが当たり前っていう【場の構築】ができれば、解決は早いかと思いますよう。
今日は以上です!
落ちこぼれや、極度の学力不振・不登校生に特化した新札幌に本拠地を置く学習塾が、トム塾です。通常の対話が全てコーチングで関わり、パラダイムシフト(発想の転換)が起きやすい環境になっています。コーチングで関わるために、ボキャブラリーを増やす対話型授業を行っています。さらに哲学授業を行い、母国語の能力を上げながら受験に対応できる読解力をあげることにも力を注いでいます。みんな仲良く、自己成長を塾の二大理念として掲げ授業を展開しています。もともと興味が薄い子に対しても、夢を持ってもらうために年1回夢披露会を開催し、夢を発見する手助けとしての各種経験(ドローン、農業、スケボー、サーフィンなど)を提供させていただいています。