できなかった過去を引きずる子供との関わり方
2023年6月28日 16:19 | トムコーチひとり言
お勉強中、こんなことを考える子もいるようです…
ざっくり説明を終えて、自分の力で練習する時間になると、さっきまで理解していた子が突然動きを止めるんです…
そして見ると、全然トンチンカンな答えを書いていたりします。
1分前まで普通にできていたのに…
会話をして聞いてみると…
「こんな簡単なはずがないので、自分なりに考えてみました!」と言って胸を張っているんです
でも、答えが全然違うんです…
そしてもう一度教えると、
「なんか深読みしちゃっていました…」
つまり、彼の抱えているパラダイム(思い込み、囚われ)は、これまで勉強ができなかったという過去を引きずった結果、再構築された『勉強は難しい』というパラダイム(思い込み、囚われ)なのであって、問題が簡単だろうが難しかろうが、同じ反応を示すのです。
ですから、パラダイム(思い込み、囚われ)に囚われている間は、どれだけ教えてもできないままでしょう。そして、指摘しても頑固になるだけ…
★解決策★
まずは一連の話をゆっくり聞いてみること。
怒っちゃダメです。今度は勉強は怖いっていうパラダイム(思い込み、囚われ)ができてしまうので、、、もう1段階複雑になってしまいます。
複雑怪奇なパラダイム(思い込み、囚われ)に、がんじがらめになってしまうと、修正するのに厄介ごとになってしまうのでお気をつけください。
それよりも、話を聞いてから、自分で間違い発見練習をすることに焦点を当てるのが良いですね。時間はかかるのでキレないように!
間違いを自分で発見すると、
・発見できた楽しみが生まれる
・自分のミスだから受け入れやすい
・自分で次なるミスへと進まない予防策を考えることができる。
こんな感じです。
とにかく、思い込み(パラダイム)による失敗によって、さらなる思い込み(パラダイム)を生じさせて、さらなる失敗行動へと導いてしまうことが多いので、まずはそこを断ち切り、できるという方向性に目を向けることが大切かと思います。
あとは子どもを信じれば大丈夫!
気晴らしに農楽部に来て、お外で日に当たって遊ぶのも良いですよ!
生いちごソーダ!
今年の出来栄えは?
落ちこぼれや、極度の学力不振・不登校生に特化した新札幌に本拠地を置く学習塾が、トム塾です。通常の対話が全てコーチングで関わり、パラダイムシフト(発想の転換)が起きやすい環境になっています。コーチングで関わるために、ボキャブラリーを増やす対話型授業を行っています。さらに哲学授業を行い、母国語の能力を上げながら受験に対応できる読解力をあげることにも力を注いでいます。みんな仲良く、自己成長を塾の二大理念として掲げ授業を展開しています。もともと興味が薄い子に対しても、夢を持ってもらうために年1回夢披露会を開催し、夢を発見する手助けとしての各種経験(ドローン、農業、スケボー、サーフィンなど)を提供させていただいています。