友人トラブルの及ぼす学力への影響

2017年5月12日 15:28 | 生トム塾


今週の勉強前トークの中でよく表れていたキーワードは、友人トラブルでした。

話を聞くとかなり陰湿なものから、普通に考えても行きすぎたこと、いろいろあります。

人間関係のトラブルというのは、子どものうちだけではなく、大人になってからも起き続ける類の出来事なのですが、これを放置し続け頭の中でずっと回想し続けると(軽い嫉妬心から重たい復讐心まで様々)勉強は全く頭に入って来ません。
(昔は兄弟も多く、祖父母との同居が多かったかとから難を逃れたことも多かったですが、現在は核家族化であり、一人っ子も多いためこれを解決するのが難しい時代になっているという背景でお話ししています。)

それどころかそのまま放置してしまうと、一般論というのが通じくなり捻じ曲がった性格になり、勉強で「これはAだよ」って教えても、「Bですね」って答えるようになってしまいます。

トム塾ではこれをAB病と呼んでいますが、実際的な病気ではないですが、もうすでに教わったこともまっすぐに受け取れなくなっているという点において、かなり学習において危機的な状況だと認識しています。

なぜなら、学校でいろいろ時間をかけて教わったとしても、間違った形でインプットされているため、自分は正しく覚えたつもりでも、もうすでに間違っているからです。

人言関係のこじれが、学習面でここまで大きなトラブルに発展してしまうのは、やはり怖いです。

入塾時に、もうすでにこれが長く続いていた子たちは多くいますが、実際問題として、これらのねじれを取り戻すのにかなりの対話時間と対話の質が必要となって来るのが現状です。

そして今週は、そのねじれを自分から解放すべく、いじめや友人トラブルあることをカミングアウトしてくれることが多かった1週間でした。

理屈ではわかっていても、実際に他の塾生の前でこれを発言することが、

どんなに度胸のいることか?
どんなに真剣に悩んでいることか?
どんな気持ちで私に伝えてくれているのか?

それを考えると辛くなります。相当辛かったし、誰にも言えなかったという辛さもあることでしょう。

そして、それを皮切りに、他の子達も、「実は私も〜で悩んでいるんです」とカミングアウトしてくれるのは本当に嬉しいです。

結局は、信頼できる空間だからこそ成せる技なのでしょうが、心の底から信頼していただけること嬉しく思っています。

そして、それができればそんな感情を横に置いておける段階に入るんですよね。関わり方を間違えると、そのまま依存という別の問題が起きてくるのでなかなか難しいと言えば難しい対応ではあります…。

まだ今後も、様々なことが起きてくるでしょうが、しっかり生徒さんたちの言葉を受け取り、変化の兆しを作っていければなって思っています。

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